歯が生えてきた気分のインプラント
歯を失い、入れ歯になってしまったという人は、何も老人だけに限りません。トラックの運転手をしていた私の友人は、仕事中の事故で歯の全てを失いました。30代にして入れ歯になってしまいました。労働災害として、金銭面では何も心配はなく、友人の妻もほっとしていましたが、入れ歯の不便さは、まずコミュニケーションを消極的にしてしまいました。うまく会話ができず空気が漏れます。いくら接着剤をしていても、違和感は大きく慣れることができません。食事もおいしくなくて、食がどんどんと細くなっていきました。友人の妻は、まるで老人のように精気のなくなる夫を見ていられなくて、インプラントのことを調べました。家を建てようと貯金していた一部を使い、夫にインプラントを勧めました。夫のこの状態が続けば、大黒柱が傾きます。家を建てるどころではありません。その気持ちを知った友人は、インプラントを受けました。実は、私の父もインプラントにより、友人のような状況から抜け出したので、そのことを知っている2人は、迷うことなくインプラントを選びました。
私の父と同じように、まるで歯が生えてきたみたいだというのがインプラントの感想でした。義歯であれども歯肉の中にしっかりと根を張っているのがインプラントですから、物をかんでも歯肉の弾力が蘇ってきます。言葉にも事故前の快活さが戻ってきました。歯は、体と心の健康に大きな影響を与えるということを入れ歯になって初めて知る人も多いようです。そこで諦めてしまって、引きこもりがちに案ル人もまたたくさんいます。インプラントの費用が高額であることも理由のひとつでしょうが、ローンを組むこともできますし、税控除の対象にもなっています。私の周囲にもインプラント体験者が、徐々に増えているのは、支払い面での手頃になってきたからというだけでなく、ローンを組んででもしようと思うインプラントには、金額以上の価値があることを知っているからでしょう。
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